トクスエブログ

自分が鍼灸をうけに

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は今日は暖かくて気持ちが良いです。今日のような日差しはいい。おたまじゃくしでもすくいにいきたくなるような陽気です。

 

寝違えやぎっくり腰になるときというものは、経験したものには何となくわかるものです。肩こりも腰痛も寝ても風呂にはいっても改善せず、これ以上身体に負担をかけてしまうと、これはもういけないと、何となく感じることができる。先週の私がそれでした。自分で自分に鍼を打ちたいですが、自分の背中や腰に正確に鍼を打つのは難しい、というより届かない。image1

 

 

そこで、かつて一緒に学んでいた、小作にある宮本先生がやっている「かなめ鍼灸」で、治療をうけてきました。宮本先生は深部の筋肉である、インナーマッスルにアプローチをすることが得意です。私もぎっくり腰や、寝違え、五十肩等に対する深部の筋の治療法は、随分と参考にさせてもらいました。非常に効果的な技術です。

 

 

この深部の筋肉への鍼は、鍼特有の、ズーンとした感覚(ひびき)が大きく、初めて鍼を受ける人の多くは、びっくりしてしまいますが、とても良く効く。今回は首、肩、腰、殿部と全身を治療してもらいました。やはり、凝っている筋肉ではひびきが強く感じました。それにしても、中々すごいですね。怪獣の背びれのようです。」

 

 

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 時として強い鍼を打った後は、重怠くなり、眠くなったり、筋肉痛のような症状が出るものですが、私の場合は慣れているせいか、治療後の重怠さこそあったものの、2時間後には嘘のように軽くなっていました。私見ですが、この鍼灸後の副作用的な症状は、本人の鍼への感受性と慣れ、心理的な要因も大きく関与していると思います。身体が動くのも、煩わしい痛みに対する不安がないのも素晴らしいですね。

そして何より、その晩は今までにない位深く眠ることができました。ありがとうございました。

 

季節の変わり目です。自律神経系を崩しやすい季節です。

 

お大事になさってください。

宮本先生のかなめ鍼灸のHPはこちらです、羽村市近辺にお住まいの方は是非みてください(^^)/↓

http://www.kaname89.com/

 

 

かもめ鍼灸治療院

 

ブログ    2016.03.20 Sun

東京マラソンの鍼灸ボランティア

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子も大分暖かくなってきました。今日友人と昼食をとった帰りに、梅の花が咲いているのをみて何だか心が躍ったものです。

 

 

 

先日、東京マラソンの鍼灸ボランティアに行ってきました。私は今まで、マラソンを含む長距離走には、あまり興味がありませんでした。正月に駅伝がやっていますが、家族は夢中になっていましたが、私は12チャンネルでやっていた12時間ぶっ続けでやっていた時代劇を他の部屋で観ていたものです。毎年やっていましたが、一番の名作は、松本幸四郎が大石内蔵助を演じていた「大忠臣蔵」でした。あれは数ある忠臣蔵のドラマの中でも一番の傑作だと思います。もう一度みたいものです。話がそれました。

 

 

 鍼灸ボランティアの本番では、5人のチームを組んで、マラソンを終えた人々に小さなシール状の鍼を辛いところに刺していきます。平気そうな方もおられましたが、殆んどの人は全身がパンパンに張っていました。特にふくらはぎや膝といった腰から下に症状がある方が多かった。中には施術前にベッドに座った途端に足を吊ってしまう方や、生まれたての小鹿のようにガタガタと足をけいれんさせている方もおられました。正直まあこれはすごいスポーツだなと戦慄してしまいました。

 

 

しかし、完走した方も、そうでない方も、皆一様にいい顔をしていたように思いました。やり切った、でもなく、充実した、でもなく、疲れた、でもなく、それら全てが合わさった感情が表情に出ているというか。とにかくそれは、42・195㎞を走破しようとした者にしか出せない表情だったと思うのです。月並みな言い方になりますが、とても純粋で綺麗に感じました。

 

そういった表情をあちらこちらに感じながら、野戦病院さながら、芋の子を洗うような状態で、スタッフの皆が一生懸命治療をしていました。

 

 

終わったあとはくたくたでしたが、少し元気がでたように思いました。来年もまた参加したいです。

 

お大事になさってください。

 

かもめ鍼灸治療院

 

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ブログ, 鍼灸    2016.03.04 Fri

鍼灸を受けたあとにきをつけること

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は大分暖かくなってきました。とはいえ、矢張り都内よりは寒いのですが…。

 

 さて今回は、鍼灸治療の後に、何か気を付けることはありますか?と聞かれることが多いので、書いておきます。

 

 

 

鍼を刺すことによって今まで固くこわばった筋肉に、血流が流れるようになっている状態です。全身の代謝も上がっています。そのため、鍼を受けた身体も、少なからず負担を受けるものです。以下に注意事項をかいておきます。

 

 

 ・常温の水分を摂って安静にします。運動は当日は控えてください。眠くなったりすることも多いので、その場合はそのまま寝てください。

 

 

・お酒は飲まない。鍼灸の効果が著しく落ちるかもしれません、悲しいですが、当日はお酒は控えてください。

 

 

・身体を冷やすものを摂らないこと。上にも書きましたが、水分は常温あるいは温かいものを、食べ物も温かいものを摂るようにしましょう。胃腸の負担も減らしておきたいので、食事も腹八分にしておくのがいいでしょう。

 

 

以前の記事にもかきましたが、鍼灸は魔法のように、一瞬で症状をなくし、体力気力を全快させことはできません。一部のぎっくり腰や寝違え、捻挫などは一回で治ることもたびたびありますが、長年積み重なった深い筋肉の緊張による腰痛だとか肩こり、五十肩、頚肩こり由来の頭痛などは、できれば一週間に一回位で間を置かず、治療すれば、症状にもよりますが、治癒するまでには3回~10回程度かかるものです。

 

長期にわたる慢性的に重い症状、あるいはぎっくり腰や寝違え、捻挫など急性の強い症状は、鍼の刺激が強く、ズンとした感じが強いです。怠くなったり、眠く なったりします。時として、来院した時よりも痛くなったりする時があります。この場合は、もう一回治療すると、症状は消失し、楽になる場合が多いです。こ れは、症状が改善するための一過程です。

あとは日常生活の積み重なりの疲労をいかに少なくしていくか、が問題なのですが、中々難しいものです。

 

 

なるべく短い文章(できれば三行以内)でブログを書いた方がいいとたびたび言われます。でもなぜでしょうか、こんなに長くなってしまいます。でもなんとなく自分の言いたいことは三行で伝えることは難しいです。とりあえず、今のところは。

 

ここのホームページを作ってくれたTRICKYの高須賀さん(ぶんちゃん)が花を持ってきてくれました。きれいですね。開院して、植物に触れる機会が多くなったように思います。動物は色々飼ったのですが、植物も中々悪くありません。

 

 

 

お大事になさってください。

 

 

 

かもめ鍼灸治療院

 

 

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ブログ, 日常のこと, 鍼灸    2016.02.22 Mon

雪の八王子

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子はとても寒い!この間の雪では、院の前の雪かきをしたのですが、何せ、雪かきなぞ生まれて2回位しかやったことがなかったので、えらく骨が折れました。そして雪道を転ばないように歩いたせいで、普段使わない筋肉がとても痛く、固くなってしまった。雪国にすんでいる方はすごいですね。

 

 

話は少しとんで、軍神と恐れられた戦国大名の上杉謙信に率いられる越後(新潟県)の兵士は、武田信玄の兵士と並んで、当時日本一強い兵と呼ばれていたそうです。

謙信は信玄と戦ったり、関東の北条氏と戦う為に、標高1㎞以上ある雪の三国峠を生涯13回も越えていきました。(下は三国峠です)

三国峠

 

 

車も除雪機どころか、舗装された道もないであろうこの時代、こんな場所を、歩兵と騎馬で乗り越えていくのですから、越後兵の足腰は想像もできないくらいすごいものだったのだなと思いました。環境が厳しい場所で育った兵士は強いといわれますが、それはあながち間違いではない気がします。

前回降ったような雪でゼイゼイ言っているようではだめですね笑

 

 

 

さておき、このところ雪かきをきっかけとして腰や殿部、首肩が痛くなったという患者様がとても多かったです。例えば、いつも右腰が辛かった方でも、肩が痛んだり、膝が痛んだり、同じ腰でもいつもとは違う場所に症状を訴える方が多かったように思いました。あの雪は雨を含んでシャーベット状になっていたようです。そういった雪は重くなるそうです。確かに、重かった。膝と腰にズンっときました。それを除去しようとスコップを振ればそれは体に負担がかからないわけがありません。

 

 

 

いずれにせよ、なれないことをやると、腰痛や肩こり、その他の症状の原因になるということです。下手をしたら滑って転んで頭を打ってしまうような大事になってしまうかもしれない。とはいえ、あの積雪を放置するわけにもいきません。困ったものです。もうしばらく雪はいいかな。

 

 

でも、雪の積もった朝のしん、とした感じとか、窓を開けると一面の銀世界という風景はとても素敵だと思います。私は子供のころ冬に雪がない地域に住んでいました。稀に雪が降り積もった朝、妹や犬と一緒に遊んだものです。その頃の楽しかった記憶が無意識のうちに呼び起されているのかもしれません。

 

 

寒さには気を付けて、風邪もとても流行っています。お大事にしてください

 

かもめ鍼灸治療院

 

 

 

つぶやき, ブログ, 日常のこと, 趣味    2016.01.25 Mon

一月です

新年あけましておめでとうございます。時間が経つのは本当に早く、いつの間にか一月になりました。暖冬ということですが、やはり八王子もそこまで寒くはありません。もっとも、二月になれば話は違ってくるのかもしれませんが。

 

長い休み明けの患者様の身体は、普通の時よりも明らかに鍼灸治療の効果が高いように思います。腰痛にしろ、肩こりにしろ。(、年末はは本当にぎっくり腰や寝違いといった、ある程度疲労を重ねたところに起こる症状の方がとても多かったです。)

 

もちろん、仕事で使う筋肉を休ませているから、当然その筋を使う頻度も減って、負担が少なくなっているということなのでしょうが…それ以上に休息をしたことにより、心の余裕が出来て、それが身体にも良い影響を及ぼしているという気がしました。休息、しかもある程度の期間があるものは本当に人にとって必要なものだと思いました。

 

対して、胃腸の症状を訴える方が多くなった気がします。そりゃ、気が緩めば食べたくなるというものです。忘年会や新年会などもありますし。しかし、胃腸の許容範囲をこえた食べ方をすると、やはり負担はかかります。

 

 

こういった胃の症状がある人は、背中がとても張っていることが多い。ここに鍼や灸をしても効果はでるのですが、手足の消化器とは関係なさそうな場所を刺激しても、すっと楽になります。こういった患部から離れた場所で効果がでるものは面白いですね。

 

 

どうも、久々に文章を書いてみたのですが、いつも以上に、思っていることを言葉に変換することに時間がかかってしまいました。しかし、こういったことをああでもない、こうでもないと考えながら書くことは、悪くないものです。去年ためてしまった様々なねたも書かなければ。

 

 

お大事にしてください。良い一年になりますよう!

 

 

 

 

 

つぶやき, ブログ, 日常のこと, 東洋医学, 鍼灸    2016.01.08 Fri

年末年始のお知らせ

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子、思ったより暖かいです。今回の冬は暖冬になるといっていましたが、寒がりの私には大変ありがたいことです。4月に開業したとおもったらアッという間に年末になりました。光陰、矢の如し。

 

 

 

さて、かもめ鍼灸治療院の年末年始の営業ですが、12月30日~1月4日までをお休みとさせていただきます。

 

 

12月はぎっくり腰とか、寝違いの方が他の月より倍位多かったですね。腰痛や肩こり、膝痛なども疲労の蓄積によるねちっこいものが多かったように感じます。寒さと、師走の忙しさが身体に負担をかけているのだと思います。おやすみが取れる方はゆっくりと英気を養ってください。私もそうします。

 

 

 

動物に関する鍼灸の記事を書こうと前回書きましたが、どうやら次回になりそうです。便秘のへびに鍼を刺したお話なんですが。ちなみに営利目的の動物への鍼灸は獣医さんしかしてはいけないんです。この話は次回に。

 

お大事になさってください。

 

 

 

 

ブログ, 日常のこと, 鍼灸    2015.12.27 Sun

冬にはお灸を

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は日を追うごとに寒くなっています。院内に温度計があり、毎日朝見るのですが、徐々に平均気温が下がっていま す。とはいえ、今年の冬は暖冬のようです。そう言われると去年の今頃はダウンジャケットを着ていたような気がする。曖昧なものです。

 

 

患者様の足を触ると、この前まで暖かかった足の冷えが多くなってきました。かもめ鍼灸治療院では、鍼を刺している最中に赤外線で冷えている部位を温めます。それでも冷えがとりきれない時はお灸をします。

 

 

お灸については以前紹介しましたが、今のお灸は、昔のメディアにあるような、大きな三角形の巨大な物体(もぐさ)に火をつけるものではありません。そういえば今のメディアではそういった描写はとんと見なくなりました。これは、時代劇がだんだん減ってきつつあることに起因しているのかしらと思っているのですが、どうでしょうかね。漫画や小説といった文章では時代ものはいまだに人気はありますが、テレビでは本当に見なくなった。昔は朝から晩まで、どこかしらのチャンネルで時代劇をやっていたのですが。

 

 

前述した時代ものにでてくるような、巨大な三角形のお灸は「弘法の灸」といい、弘法大師空海が発明したものだとされています。しかし、色々調べてみるとどうも諸説あるようで、何が正しいのかわからない。歴史というものは調べれば調べるほど何が本当なのかわからなくなってくる時がある。歴史に限らず、物事というものは真実に近づくほど実態が遠のいていくように思います。だから、世界というものはおそらく曖昧なものに個人個人が線引きをしているだけなのかもしれません。話がそれました。

さておき昔のお灸は大きなもぐさを使い、人為的に火傷を作りだして免疫機能を高めるという荒技で、熱くて、お灸の跡ものこってしまうので今ではつかっているところは殆どないようです。

 

 

当院では、様々なタイプのお灸を使い分けますが(時として熱いお灸もつかいます)、冷えに対しては少し特殊なお灸をします。これは、以前知り合いの先生に教えていただきました。自分も患者として色々なお灸をうけましたが、身体を温めるという点では、1、2を争う位の効果があった。

これをすると、広範囲に渡って、じんわりと身体を温めます。それだけでなく、強い鍼を打ったあとに残る重怠いような感覚を緩和させることもできます。

 

 

冬になると腰痛や首肩こり、膝の痛みといった症状も強くなりがちです。そういったときに鍼だけでなく、お灸もすると温まって気持ちがいいものです。

 

 

 

お大事になさってください。身体を冷やしませんよう。次回は動物への鍼灸のお話を書きたいと思います。

ブログ    2015.12.06 Sun

スマホと首、肩のこりについて

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子はずいぶんと寒くなってきました。体感的に都内よりも、気温が2度ほど低いように感じます。

 

 

さて、週に数回、都内に鍼灸治療に行くのですが、電車に乗っていると老若男女、結構な人数がスマホを操作しています。私も暇があればちょこちょこ覗きます。

 スマホはすごい発明だと思います。自由に持ち運べるパソコンを皆が持っているようなもので、コミュニケーションの手段として、インターネットでの情報の収集、ゲームをしたり本まで読むことができる。

個人的に、本は著作権が切れた古典の作品が沢山読めるようになっているので、非常に重宝しています。この間は「宝島」を読みました。あれは現代でも胸が躍る素晴らしい冒険小説です。

 

 

どこにでも持ち運べるといった便利さの裏に、LINEなどのSNSツールでネット上での人間関係に疲れたり、情報があまりにも安易に手に入ったりすること(本当に正しい情報か否かは別です)、などがスマホの弊害として話題にあがります。

 

 

そういった精神的なマイナス面は置いておいて、肉体的なマイナスの影響というものもあるものです。

スマホが普及しだしてから首肩こりのを訴える方が増加したり、もともとあった首、肩こりの症状自体が重くなっている傾向にあるよう思います。大体においてスマホを見る際は首を前に屈めた姿勢が多い。

 

 

頭の重さは体重の約10%といわれています。50㎏の人間だったら5㎏ある。首を前に屈むには当然その働きをする筋肉があります。長時間スマホをやっている場合、その筋肉は5㎏の重さがある頭をその時間の間中ずっと支えていなければなりません。

これはもちろん、首こり、肩こり、背中のこりの原因になります。筋肉は単体で動くわけではないので、時として腰痛にまで派生することもある。さらに派生すると神経を圧迫するヘルニアなどの疾患の原因にもなりかねません。もちろん鍼灸ではこういった頚肩こりの治療は得意分野ですが、また元のようにスマホを使いだすと、結局元に戻ってしまう。

 

 

以前ある患者様が、スマホを何とはなしに一週間ほどやめてみたそうです、すると肩こりが感じなくなり、驚くほど身体が軽くなった、そしてなにより気分的にも楽になったと仰っていました。

しかし、スマホは便利で楽しく、現代の日本人には生活の必需品といってもいいくらいに普及している。それを破棄して肩こりを防ごう、というのは無理な話で、昔のファミコンのように 一日一時間というわけにもいかない(というより日常生活の一部に組み込まれている)。中々難しいものです。まだスマホが普及して日が浅いです。そのうち上手に共存できる手段がみつけられたらいいのですが。

 

 

本当に寒くなってきました。どうぞ身体を暖かくして冬に備えてください。

 

 

お大事にどうぞ

 

かもめ鍼灸治療院

ブログ, 日常のこと, 趣味, 鍼灸, 鍼灸    2015.11.27 Fri

鍼灸の本質

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は大分寒くなってきました。朝方起きるのが辛い季節ですね。布団の中で夢うつつにまどろむあの感覚が続くのなら、何万年でも寝続けていられるような気がするのですが、現実ではそうもいきません。

 

 

寒くなってきてから、徐々に症状が深い患者様が少し増えてきたように感じます。深いというのは、同じ肩こりや腰痛でも、今までは表層のみ凝っていた筋肉が深層にまでおよんでいるという感じです。そういう場合は往々にして一回の治療でこりをとりきるのは難しい。

 

 

若い方や、運動を日常的にしていて代謝が良い人は、その場で楽になる場合も少なくないですが、ある程度の年齢を取っている方、そして何より、日常的に筋肉を疲労させている姿勢を取っている方ほど、回復することが遅いです。これはもう断定です。少なくとも症状が重いと元の体調に戻すのに3回は治療する必要があります。

 

 

以前ブログにもかきましたが、鍼灸はミステリアスな東洋医学でツボに鍼を刺し、体調を操るというイメージが強いのかなあ、という気がします。あと、どこにいっても治らないから鍼灸が最後の砦、というイメージが強いというか。しかし鍼灸はそういったものではありません。もちろん治療直後に効果が出るという例も少なくはないです。一部のぎっくり腰だとか寝違えだとか。しかしそのようなものでも、奥に潜んでいる慢性的なものを治さない限りは疲労がたまると再び再発しかねない。

鍼灸は、少なくなった体力を一気に全快させるゲームにでてくるような魔法ではありません。つもりに積もって悲鳴を上げている身体を元にもどすにはそれなりの時間と労力がかかるものなのです。

 

 

大半は地味に治していくケースや、定期的に鍼灸をして、体調を調整していく場合の方が多いです。特に、定期的な体調管理という意味では素晴らしいものだと思います。

 

 

竜頭蛇尾になってしまいました汗

 

 

寒いとどうしても代謝は落ち、筋肉もこりやすくなる傾向があります。身体をあたためますよう。

お大事にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

ブログ    2015.11.16 Mon

3週間ぶりに鍼灸治療をうけて

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は今日は暖かいですね。

 

毎週自分も鍼灸治療をうけているのですが、最近は忙しく中々治療を受けることができませんでした。気付けば三週間近くも治療を受けていないことに気づきました。

 

 

そういえば、動く時に若干キレが悪くなった感じがする、朝起きた時もすっきりせず、食事をした後もなんだかお腹がすっきりしない。かと言って動けないほど辛いでもなく、むしろ普段通りに生活が送れる。肩こりというほどでもない、腰痛というほどでもない。ただ、今ひとつ快調ではないのです。体調というのは特別な事情でもない限り、急に落ちるものではなく徐々に徐々におちていくものです。だからこそたちが悪い。

 

 

昨日三週間ぶりに鍼を打ってもらいました。かなり深い部位の筋肉に凝りがあるのが自分でわかりました。腰に打った鍼のズーンとした感覚が足先にまで届きました。そして一気にその範囲まで血流が行きわたり、筋肉がゆるむのがわかります。

 

 

 

治療後は温泉に入ったようにすっきりしました。手足が暖まり、視界がくっきりとしました。自分の身体が思うように動くことのなんと素晴らしいことか!ただここまでこっていると一回の治療ではまだだめです。気を緩めて無理をするとまたもとに戻ってしまう。再び週一回の治療に戻すと同時に身体をやすめ、自分でお灸をしたり、打てるところに鍼を打つ必要がある。

背中や腰に自分で刺せたらいいのですが・・・阿修羅像のような六本腕がほしいところです。

 

 

改めて認識したのは、不調というものは徐々になっていき、いつしかその不調が当たり前のようになってしまうのだ、ということです。でもそれは肉体に相当な負担をかけているし、精神にも少なからず悪い影響を与えると思う。自分の好不調を把握しておく必要は大切なことです。

 

 

どんなに忙しくとも毎週必ず鍼灸治療を受けようと決意しました。

 

お大事になさってください。

 

 

ブログ, 東洋医学, 鍼灸    2015.11.06 Fri

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