トクスエブログ

疲労の蓄積と症状について

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子はなんとなく秋の気配がでてきました。こうした季節の変わり目には、身体が気候に合わせようと頑張ります。朝起きるのも真夏の時より起きづらくなってきたのではないでしょうか。去年も書きましたが、秋口は、夏の疲労で人々は深く眠るため、盗賊はこの時期を狙って盗みに入ると時代小説「鬼平犯科帳」に書いてありました。そしてこういうときは体調を崩しやすい。

 

 

私は毎日治療院まで自転車で通っているのですが、自宅から平坦な道を行っているにもかかわらず、気付かないうちにタイヤの空気は抜けるし、ペダルを踏むときの重さが重くなっています。そして整備後に自転車に乗ると明らかに軽くて乗り心地が良い。毎日使っているので微妙な劣化に気付かないわけです。

 

 

 

自転車や自動車といった乗り物に定期的な整備が必要なように、人体も同様のメンテナンスが大事です。腰痛、肩こりといった症状を持つ人の多くは、長時間立ちっぱなし、座りっぱなし、あるいは重いものを運んだりするなどの仕事が多く、毎日少しづつ身体に負荷をかけ、疲労がたまっていきます。

こうした積もっていく疲労は睡眠や運動、入浴、そしてストレスの解消などで回復します。だから毎日仕事を続けていけるわけです。

 

しかし、それができないほど忙しかったり、ストレスが強く心に余裕がなかったりすると、回復が疲労に追い付かなくなってくる。こうした状態の時に、例えば重いものを持ったり、一晩だけ冷房を浴びすぎたり、時として座った姿勢から立ち上がろうとするような、些細な動作ですらが引き金となり、今まで今まで溜まりに溜まってきた疲労に身体が「もうこれ以上無理!」と限界を感じ、ぎっくり腰、寝違え、突然の五十肩等の疾患が引き起こされます。

 

 

 

そうした所の筋肉はたいていガチガチに凝っているため、鍼をいれると、ぎちぎちっとした感覚で入っていきます。干し肉のように弾力がないというか。ちなみに凝っていない筋肉は新鮮な肉!という感じでするする入っていきます。

干し肉のような筋肉でも鍼を抜くときにするするっとぬければ、良くなっていくことが多い。しかし抜くときにまだ鍼がギシギシと抵抗を示す場合はもう何回か受ける必要があります。どちらにしろ、最初の治療から数回鍼を打ち、一気に治した方が後々楽で、再発も起こりづらいです。

 

 場所によって治療回数は異なります。鍼灸の 治療回数の目安はこちらです。→http://kamome-acp.com/blog/720

治ってしまえば10日~1か月に一回程度のメンテナスで来られる患者様が殆どです。

 

 

 

 

ブログの内容が似ていて、かつ真面目になってきたといわれました笑しかし自分の中で重要だと思うことですし、大事なことだから何度も書きたいので、ご容赦ください。

 

写真は釣ってきた「まごち」という魚の写真です。姿は不格好ですが、味は今まで釣った魚の中で1、2を争うほど美味しかったですね。今度は釣りの話でもしたいものです。

 

お大事になさってください。

 

かもめ鍼灸治療院

 

magochisashimi

 

ブログ, 東洋医学, 鍼灸    2016.09.09 Fri

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