こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子も大分暖かくなってきました。今日友人と昼食をとった帰りに、梅の花が咲いているのをみて何だか心が躍ったものです。
先日、東京マラソンの鍼灸ボランティアに行ってきました。私は今まで、マラソンを含む長距離走には、あまり興味がありませんでした。正月に駅伝がやっていますが、家族は夢中になっていましたが、私は12チャンネルでやっていた12時間ぶっ続けでやっていた時代劇を他の部屋で観ていたものです。毎年やっていましたが、一番の名作は、松本幸四郎が大石内蔵助を演じていた「大忠臣蔵」でした。あれは数ある忠臣蔵のドラマの中でも一番の傑作だと思います。もう一度みたいものです。話がそれました。
鍼灸ボランティアの本番では、5人のチームを組んで、マラソンを終えた人々に小さなシール状の鍼を辛いところに刺していきます。平気そうな方もおられましたが、殆んどの人は全身がパンパンに張っていました。特にふくらはぎや膝といった腰から下に症状がある方が多かった。中には施術前にベッドに座った途端に足を吊ってしまう方や、生まれたての小鹿のようにガタガタと足をけいれんさせている方もおられました。正直まあこれはすごいスポーツだなと戦慄してしまいました。
しかし、完走した方も、そうでない方も、皆一様にいい顔をしていたように思いました。やり切った、でもなく、充実した、でもなく、疲れた、でもなく、それら全てが合わさった感情が表情に出ているというか。とにかくそれは、42・195㎞を走破しようとした者にしか出せない表情だったと思うのです。月並みな言い方になりますが、とても純粋で綺麗に感じました。
そういった表情をあちらこちらに感じながら、野戦病院さながら、芋の子を洗うような状態で、スタッフの皆が一生懸命治療をしていました。
終わったあとはくたくたでしたが、少し元気がでたように思いました。来年もまた参加したいです。
お大事になさってください。
かもめ鍼灸治療院