- 久々のブログです。かつて書いたブログを読み返すとほぼ同じ内容です。だから更新しても内容はあまり変わらないのですが。鍼の話を少し。
小鍼刀(刃鍼)のはなし
ブログ 2026.03.17 Tue
首肩のこり、痛み、頭痛について
当院に来る患者様の8割を占めるのが首肩こりと腰の症状です。
首肩こりの原因となるのは割合としては首の筋肉の方が多いです。肩の筋肉も勿論原因にはなりますが、その中の大半は首に繋がっている筋肉です。いずれにせよ、首肩の筋肉が血流が悪くなり、凝り固まることで神経が圧迫され、痛みや独特の不快なこり感を感じる症状がでます。酷くなると肩凝り由来の頭痛(緊張性頭痛)や、部位によってはめまいや耳鳴りを引き起こすので、馬鹿にできません。また更にそれを放置して、ヘルニア等骨や関節の症状が出てしまうとかなり厄介です。
長時間の同一姿勢が起こすストレートネックやスマホ首も、痛みやこりを取るよりは時間がかかりますが、半年程度で改善します(後述)。
マッサージや薬、電気治療等では中々治らない症状は首の深部、骨に付着している筋肉に原因があります。健康な筋肉に対して鍼はスムースに入ります。指や電気などでは圧や刺激が分散してしまうため、直接鍼を打ち込むんですが、往々にしてそういう筋肉は固いゴムというか、タイヤというか、そういう固さが鍼を打つ感触として伝わってきます。10数年前書いたブログにはビーフジャーキーなんて書きましたっけ笑。いずれにせよ気持ちの良い感触ではありません。
そうした部位は、上の筋の重さ、下には固い骨に挟まれているので圧の逃げ場がないので血流が悪くなって固くなってしまうんですね。それでその中の神経が圧迫されて痛みや不快感がでてしまう。
ストレートネックや話題のスマホ首は、この筋肉の硬さのせいで首の骨がまっすぐ固定されちゃっています。骨が勝手に真っ直ぐになっているのではなく、硬い筋肉によって固定されて真っ直ぐになっているんです。だからその筋肉を柔らかくしてあげれば、固定された筋肉も緩んで通常のカーブに戻ります。

とはいえ日常的にスマホを見たり、パソコン業務の多い現在では元に戻るには時間がかかります。
ストレートネックを治すことが目的というより、首肩こりの治療やメンテナンスに通われているうちに、自然と姿勢が正しくなっているという患者様が多いです。
肩こりが原因の頭痛(緊張性頭痛)も深いところの筋肉を緩め、それでも治らなければ頭の痛む部分にも鍼をします。それでほぼ治ります。
偏頭痛と緊張型頭痛との混合型もかなり改善されます。偏頭痛そのもとというより、偏頭痛を持っている人は首肩も(ほぼ確実に)凝っているので、その分の頭痛が治るといったところでしょうか。
めまい、メニエール病も首肩と耳周り、頭、時としてアゴの深部の筋肉を緩めれば改善します。
ただ普通の首肩こりや緊張生頭痛と違って、治療回数は10〜15回とやや多めを目安にします。
それは、めまいが出るレベルだと首や耳周り、頭の筋肉は前述したようにゴムタイヤのような硬さになっているので、それを緩めるのに時間がかかるからです。
最初の数回の鍼は痛いですが、筋肉が柔らかくなると痛くなくなるのは同じです。
耳鳴りも、発症して3ヶ月くらいだったら改善するのですが、年単位で症状が続いたのものは、鍼では難しいです。
かなり筋肉が固くなっているものにはムチウチもあり、事故や転倒などの強力な衝撃で防御反応をとるために筋肉が瞬時に固くなってしまいます。
その影響で、骨や関節に異常がなくとも、長くに渡って頭痛がでたり、強い首肩こりに悩まされたりします。これも深部筋を緩めることで改善されます。
ヘルニアなどの骨やら関節やらが原因のものは、3回ほど鍼治療をして改善する場も多々あります。鍼は筋肉にしか干渉できないので、その場合は原因が骨や椎間板ではなく(たとえ画像診断でそれがあったとしても)筋肉ということになるからです。
逆に鍼治療を3回ほどやって、全く症状が改善しない場合は、当院では残念ながら短期で改善させるのは時間が月単位でかかる、あるいは症状によっては治せません。
上記のように、症状の原因が脊柱管狭窄症やヘルニアと確定している場合、鍼を直接患部に干渉させるのはできないからです。
※そういった患者様で、効果はすぐに現れなくても通われて改善した方もいらっしゃいます。しかし、明確な効果を出すのに時間もお金もかかります、かつ確実に治せますとは言い切れません。なのでこのような書き方になりました。
患部周りの血流を改善させ、結果ヘルニアを貪食する細胞(マクロファージ)を活性化させて治癒時間を短くするので、ケアとして来院することはとても良いことだとはと思います。
腰痛でお困りの方はこちらのブログもご覧ください。
腰痛について
かもめ鍼灸治療院では、首肩の痛みやこり、腰痛の患者様が8割を占めます。それだけ現代の日本人に馴染みが深い疾患といえるでしょう。腰痛は何かしらの原因で文字通り腰や殿部が痛むことです。坐骨神経痛やヘルニア、筋肉の硬さなど、原因が何であれ腰が痛ければ腰痛です。
腰痛(首肩の痛みもそうですが)の原因は、内臓疾患由来のものと骨折を除くとおおむね2種類あります。ヘルニアや脊柱管狭窄症などの骨や関節が由来のものと、筋肉が由来のものがあります。鍼灸が特に効力を発揮するのが筋肉由来のものです。かもめ鍼灸治療院では週一回のペースで3〜5回の施術で、腰痛による日常生活の支障をなくすことを目的にしています。どうやってそれを判断するのか?整形外科で骨や関節に異常はないと診断されたものの痛みが引かないものがそれに当たります。また骨や関節が原因とと診断されたが、手術や電気治療、投薬をしても全く効果がない場合も筋肉が原因である可能性が高いです。
腰痛を起こしやすい筋肉は4種類ほどありますが、深い場所にある筋肉が痛みやしびれの原因になることが大半です。この部分が硬くこわばってしまうと、神経を圧迫して痛みやしびれを出します。そしてその筋肉の血管は圧迫されて血流が悪くなり、筋肉自体が栄養されなくなり、痛みやしびれは更に悪化します。体格や性別にもよりますが、深い部位の患部は5〜10㎝以上深いところにあります。手や温熱療法だとどうしても上の肉が邪魔になって力が分散したり、熱が届かなかったりするので効果は落ちます。
鍼がその他の治療法と一線を画すのは、「直接硬くなった筋肉に届かせることができる」そこにつきます。鍼が入った筋肉は軸索反射という反射が起こり、それは打たれた部位の血管を拡張させます。拡張した血管は酸素や栄養を周囲に送り、溜まった疲労物質を洗い流します。結果血流が改善されて、硬くなった筋肉が柔らかくなります。それでも硬さが取れない場合は、中国の特殊な鍼を使用します。大概はそれで柔らかくなります。
もちろん年季を経て硬くなった筋肉を1回の施術で元の新鮮な筋肉に戻すことは難しく、完治にまでに3回〜5回ほどかかります。硬くなった筋肉は文字通り硬く、ひどい場合では陶器のような硬さが鍼から伝わってきます。細い鍼だとまず刺さりません。とはいえ、施術回数を重なるたびに筋肉の硬さが減り、スムースに鍼が入るようになります。この頃には痛み自体もおさまっています。そういう意味では筋肉の硬さに年季が入っていないぎっくり腰などの急性症状の方が治りやすいです。元々がそこまで硬くないですから1回〜多くて3回くらいで治ります。
事故や転倒などの衝撃で筋肉が防御反応を起こしてしまい、異常に硬くなった筋肉(ムチウチなどもこれにあたる)は5回〜10回くらいかかりますが、完治レベルまでもっていけます。この時の筋肉は本当に硬く、鍼を入れるのに一苦労です。
時間がかかるor不適応である腰痛は、ヘルニアや脊柱管狭窄症、骨折といった骨や関節が原因となる腰痛です(例外あり)。
症状の原因が急性のヘルニアや、脊柱管狭窄症と明らかにわかっている場合は時間がかかります。数ヶ月単位で毎週治療する必要が多いです。
とはいえ、そこまでの症状がでるのには腰の筋肉もほぼ100%硬くなっています。その腰の筋肉を緩めていけば症状が改善する場合も多々あるので、とりあえず鍼を打っておくにこしたことはないでしょう。数回施術して、改善をみることができれば
気にならないレベルまで持っていけることが多いです。
逆に3回治療して全く効果を感じられなければ、鍼での効果改善は難しいといえます。骨折なんかは不適応ですね。また,コルセットに依存してしまっている人はかなり治しづらいです。
ぎっくり腰について
こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。
寒暖差の身体の影響への記事はこちら→https://kamome-acp.com/blog/567
ストレートネックと骨盤の歪みとは
こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は4月に入り、いよいよ過ごしやすくなってきました。
昨日藤森公園に夜桜を見に行きました。綺麗でしたねえ。季節を感じるというのは素敵なことです。
しかし冷えた為昔故障した股関節の痛みがでてきたので、自分で太い鍼を刺して治してしまいました。
今回はストレートネックの話を少し。
ストレートネックは首肩こりで来院された患者さんの多くが第一声
かもめ鍼灸治療院で対応している疾患 1
こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は春の雨がふり、生温かいです。こういう時は自律神経の働きが乱れやすく、頭痛や肩こり、だるさ等がでやすいです。
今日は当院で対応できる疾患をぽつぽつ書いていこうと思います。この場合の対応というのは完治または日常生活に支障がないレベルまでもっていける可能性が大きいものです。
また、下に書いていくものは腰痛ひとつとっても、例えばヘルニアや梨状筋症候群、筋筋膜性腰痛症など書ききれないほど種類があるので、今回はざっくりと一般の方にもわかりやすい形(腰痛、肩こり等と)で書いていきます。
原因がある固い筋肉に鍼を打つとどうしても刺激は強くなります。その中でも鍼の刺激が特に強いものは★をつけました。自分の経験で治りやすい順に書いていきますが、あくまでも目安として参考にしてください。またこれはあくまでも当院の治しやすさで、ほかの鍼灸院ではそれも大幅に異なるでしょう。やり方は治療院それぞれちがいますから。
・治りやすい
腰痛
ぎっくり腰
肩こり
首の痛み
寝違い
あごの痛み(顎関節症)
背中の痛み
横腹の痛み
足首の捻挫(特に内側にひねったもの、受傷してすぐ)
・上記より時間がかかるが治りやすいもの
★膝の痛み
肘の痛み
胃の痛みや不調
生理痛(冷えが原因で血流が悪いタイプ)
★★五十肩
ふくらはぎの痛み
シンスプリント
★耳鳴り
★めまい(内耳由来のもの)、
顔の痛み
★足裏の痛み
緊張性頭痛(※頭痛は治りやすいが再発しやすい、片頭痛は治るものもあるが全く効かない場合も)
・なおりづらい、難しい
妊娠中の方(妊娠中の患者様は痛みや強いこりの鍼治療はおこなっておりません)
ばね指
精神疾患(肩こり等が遠因になっているものは時として治るが、基本は難しい)
リウマチなどの膠原病(血流を改善し、症状を楽にすることはできるときもある)
アレルギー症状(時として治るものもあるが、狙っては難しい)
内分泌系、心臓、血管系、糖尿病
※当院の症状の多くは一般的にいわゆる整形外科的な疾患、例えば腰痛や肩こり、膝や肩の痛みといったもので、当院の患者さんの8割以上がそういった症状で来院されます。当院では刺激の多い治す鍼と、簡単なこりを取ってリラックスさせる鍼の2種類あります。下記の対応疾患は前者の治す鍼で施術をした場合です。
※レントゲンやMRIなどの検査をしても原因がみつからないものであればほとんどが筋肉の問題なので治りやすいです。ストレートネックなどもそれにあたります。
筋肉が原因ではない場合、たとえばヘルニアなどでも、画像上はそれが問題を起こしているようだが、実は筋肉が痛みの原因になっていることも相当数ありますので、その場合は鍼の効きは良いです。
書き洩らしがいくつかあると思いますが、今日はこのへんで切り上げます。後日また推敲編集します。
どうぞお大事になさってください。
かもめ鍼灸治療院
ブログ 2023.03.24 Fri
痛みについて
こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は暖かいです。本当に冬場は寒いので渡り鳥のように冬だけ暖かい場所に転院しようかしらなんて思います。
冬場の寒さは筋肉を収縮させ血流を悪くし、痛みやこりを悪化させます。慢性の腰痛、肩こりもちにはきつい季節です。ぎっくり腰や寝違いなども冬場は増えます。自分も3年前手術をして以来腰痛もちになってしまいました。ぎっくり腰にもなるようになってしまいました。自分の手が届いて鍼が打てる場所であるならば、それを自分で治すことは物の数ではありません。痛いですが簡単に鍼で治せます。しかし腰痛や背中の痛み、五十肩など自分の手が届かい場所となるとどうにもなりません。
日常においてそういった痛みがいかに仕事をしたり、趣味を楽しむことを出来なくさせるかを痛感しました。痛みもそうなのですが、他人の体験したこと、例えば美味しいものを食べたり、素敵な場所に行ったりなどは体験した本人にしかわかりません。それを想像することはできますが、当人と同じことを体感することは今の時点では無理なのでしょう。
自分が痛みを味わう側になって何となく患者さんの痛みにもより共感できるようになった気がします。
禍福は糾える縄の如しといったところでしょうか。
どうぞお大事になさってください。
コロナ禍の中、新しい趣味を見つけました。外出できず釣りにも行けなかったので、粘土で生き物や怪獣を作ることをはじめました。
写真はゴジラです。ゴジラなんて子供のころ以来興味は失っていたはずなのですが、30年近くなって再び興味を持ち始めるなど不思議なものです。何かそういったものづくりに興味がある患者さんはお話してくれたら嬉しいです。
ブログ 2023.03.13 Mon
鍼のひびきについて
こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は暖かいですね。とはいえちょっとそこまでセーター一枚で出たら流石に寒かった。
今回は前回の続きのようなお話を。当院の鍼は長い鍼を沢山打つことで深層部の筋肉をゆるめ、慢性の腰痛、肩こりはもちろん五十肩、膝、耳鳴りや胃もたれ等の症状を完治もしくは日常で気にならないレベルまで治すことを目的としています。そしてこの方法が自分の知る限り最短で治療効果を出すことができます。
いいことづくめのようですが、唯一の難点は鍼を打つさいの「ひびき」とよばれる感覚です。(ひびきについては過去のブログをどうぞ→https://kamome-acp.com/blog/713
実際のところ、なんだかんだでほとんどの皆さんはしっかり鍼を受けて帰っていきます。3回目くらいになると筋肉が柔らかくなってひびきも減ってきますのでそこまでいけばいいのですが、まれにこのひびきが苦手な人がいます。
その場合は細い鍼を使ったり本数を加減します。とはいえそれぞれの症状にはだいたいの鍼の太さや本数が決まっているので、やはりそれよりは効果が落ち、治療回数がかかります(それでも細くて本数も少ない優しい鍼よりは圧倒的に早いです)。そして中にはひびきが全くダメな人もいるので、どうしても難しい場合はいわゆる優しい鍼で非常に長い時間をかけて挑みます。その場合は家で運動や生活習慣の指導も行います。
本来ならひびきなく優しい鍼で痛みが取れればそれに越したことはないのですが、ひびきは患部の固い筋肉に刺すとどうしてもでてしまう(柔らかい筋肉はほとんど響かない)ため、うまい話というものは中々ないものです。
とはいえ、このやり方を初めてぎっくり腰や寝違いや急な背中の痛み、五十肩や耳鳴りなどの難しい症状も治せるようになって開業の決意がでて、それからもかなり月日が経ちました。最初はひびきの強さと患者さんの状態によって悪戦苦闘したものでした。
今はようやくスタイルが確立されてきて、昔よりははるかに楽に鍼を受けられるようになっているとのお声を昔からの患者様から度々いただきますので、ご気楽にご相談ください。
現在のかもめ鍼灸治療院の治療はこちら→https://kamome-acp.com/blog/1237
ブログ 2023.03.06 Mon
かもめ鍼灸治療院の現在の治療
こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子も春の気配が伝わってきました。
久しぶりのブログ更新です。ここ数年で治療内容も初期とはかなり変わったので、再度上げることにしました。
変化した3つのこと
・治療時間の短縮
当院は辛い痛みの症状に対し、長い鍼を多く体の深い場所にある筋肉打ちます。
症状が強い慢性の腰痛や肩こりの痛みを取るにはこの方法が一番手っ取り早いです。鍼を打ち終えてから30分以上同じ姿勢をとるために治療時間が90分を超えてしまいました。
そこを何とかならないものかと自分の体と知人家族に試行錯誤を重ねて、現在では問診開始から一時間以内に治療効果は同じのままにほとんどの治療を終わらせることが可能になりました。
・より太く長い鍼の使用
過去に使っていた長い鍼より更に太く長い(強い)鍼を使用し、短期間で治療可能となりました。慢性の腰痛や肩こりになった筋肉は、文字通りそのままの意味で骨のように固いです。その筋肉は鍼がガツンとぶつかって鍼が入りつらいため、治療期間が長くなることもありました。現在使用しているものはそうしたガチガチの筋肉にも刺さるので、結果として治療期間の短縮が可能となりました。
・優しい鍼灸メニューの追加
ほとんど痛みのない鍼とお灸を使います。イメージとしてはリラクゼーションに近いものです。鍼で直接筋肉をゆるめ、更に温めることで、全身の血行を促進することができます。非常に体が温まり(これがキモです)、気持ちよく治療をうけられます。
強い痛みやぎっくり腰などの重い症状には不向きですが、軽い肩こりや腰の張り、ストレスをリフレッシュしたい方にははこちらがおすすめです。
これからも患者様の症状にあわせた治療法をご相談の上行っていきます。よりご希望に応えられるように努力していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
かもめ鍼灸治療院
ブログ 2023.02.27 Mon
鍼灸の実際のところ
写真は釣ったアジと作ったアジフライです。
ブログ 2019.11.01 Fri








