トクスエブログ

鍼のひびきについて

こんにちは、かもめ鍼灸治療院です。八王子は暖かいですね。とはいえちょっとそこまでセーター一枚で出たら流石に寒かった。

 

今回は前回の続きのようなお話を。当院の鍼は長い鍼を沢山打つことで深層部の筋肉をゆるめ、慢性の腰痛、肩こりはもちろん五十肩、膝、耳鳴りや胃もたれ等の症状を完治もしくは日常で気にならないレベルまで治すことを目的としています。そしてこの方法が自分の知る限り最短で治療効果を出すことができます。

 

いいことづくめのようですが、唯一の難点は鍼を打つさいの「ひびき」とよばれる感覚です。(ひびきについては過去のブログをどうぞ→http://kamome-acp.com/blog/713

実際のところ、なんだかんだでほとんどの皆さんはしっかり鍼を受けて帰っていきます。3回目くらいになると筋肉が柔らかくなってひびきも減ってきますのでそこまでいけばいいのですが、まれにこのひびきが苦手な人がいます。

 

 

その場合は細い鍼を使ったり本数を加減します。とはいえそれぞれの症状にはだいたいの鍼の太さや本数が決まっているので、やはりそれよりは効果が落ち、治療回数がかかります(それでも細くて本数も少ない優しい鍼よりは圧倒的に早いです)。そして中にはひびきが全くダメな人もいるので、どうしても難しい場合はいわゆる優しい鍼で非常に長い時間をかけて挑みます。その場合は家で運動や生活習慣の指導も行います。

 

 

本来ならひびきなく優しい鍼で痛みが取れればそれに越したことはないのですが、ひびきは患部の固い筋肉に刺すとどうしてもでてしまう(柔らかい筋肉はほとんど響かない)ため、うまい話というものは中々ないものです。

とはいえ、このやり方を初めてぎっくり腰や寝違いや急な背中の痛み、五十肩や耳鳴りなどの難しい症状も治せるようになって開業の決意がでて、それからもかなり月日が経ちました。最初はひびきの強さと患者さんの状態によって悪戦苦闘したものでした。

今はようやくスタイルが確立されてきて、昔よりははるかに楽に鍼を受けられるようになっているとのお声を昔からの患者様から度々いただきますので、ご気楽にご相談ください。

 

現在のかもめ鍼灸治療院の治療はこちら→http://kamome-acp.com/blog/1237

 

 

 

ブログ    2023.03.06 Mon

Copyright 2024 かもめ鍼灸治療院 All Rights Reserved.